寒さ

子供の頃、台所と居間以外暖房器具はなかった。

朝、目が覚めると 部屋の中なのに 息が真っ白

寒いので、布団の中に着替えを引っ張り込んで

中で着替えた(母に見つかると、当然怒られた)

 

寒さにどう対応するかというと、

震えながら、我慢することがほとんどだった。

 

私の場合、寒くなる度に、

熱を出し、2,3日寝込んで熱が下がると

何とか、寒さに慣れてきたという感じだった。

 

そして、手足がしもやけになり、

真っ赤になって、腫れあがってかゆくなった。

 

しもやけのひどい子は

手がグローブみたいに腫れあがり

色も赤黒いのを通り越して、

ところどころ紫色になっていた。

そこまで、腫れあがって

大丈夫なのかというと

大丈夫で、夏になるときれいに治った。

 

また、ぱっくり割れたひび割れが

更に割れた時、

痛いし、たまに血が出て汚いしで、困った。

 

小さい時は、お風呂に入ると

手足が痛かったりかゆかったりで、

入らないと駄々こねた事もあった。

 

小さい時の家の暖房器具はこたつと火鉢で

中学くらいからガスストーブが登場した。

 

が、子供部屋はまだまだストーブなし、

こたつを買ってもらったので、

今度はこたつの中に

着替えを引っ張り込んで着替えていた。