貧困の連鎖

今ネット上で「貧困の連鎖」の連鎖という言葉を

よく見るけれど、

私が若い時はそれに類する言葉は使えなかった。

 

富んでいる人が迂闊に言おうのもなら、

「貧しい人間をバカにするのか」

「金を持っているからって、見下しているのか」

「差別はやめろ」

と糾弾されるのが落ちだった。

 

そして 貧しいといわれる人達がいっても

「お前は 自分が努力しないのを親のせいにするのか」

「貧しくても、努力して大学行った者はいくらでもいる」

「自分の努力が足りないのをひとのせいにするのか」

と言われるのが落ちだった。

 

「努力すれば報われる、

報われないのは努力が足りないからだ」

その正論の陰に泣いた人はどのくらいいるのだろうか

 

ちなみに兄の友人は 

大学へ行くために

努力したが、心と体を壊して

未だに立ち直っていない。